第7号

「宇野理論を現代にどう活かすか」Newsletter(2-7)

発行:2012年3月31日


「宇野理論を現代にどう活かすか」Newsletter(第2期第7号-通巻第19号-)をお届けします。

今回の Newsletter は3部から構成されています。第Ⅰ部は、《『中国社会市場経済の現在』をめぐって》と題する特集です。昨年公刊された菅原陽心編著『中国社会市場経済の現在―中国における市場経済化に関する理論的実証的分析―』(お茶の水書房、2011年)の執筆者のうち8人の方々に、担当した執筆箇所の概要ならびに/あるいはその後の研究成果をワーキングペーパーにまとめてご寄稿いただきました。配列はほぼ原著の執筆順ですが、山口重克論文は本書にまとめられたプロジェクトの研究枠組みを提示しているので冒頭に、続いて本書の具体的な内容を概括した菅原論文を配置いたしました。これらのワーキングペーパーが労作を直接手に取るきっかけになること、そして当 Newsletter において中国社会主義市場経済に関する論争が展開されることを切望しております。

「宇野理論を現代にどう活かすか」Newsletter第2期について

宇野弘蔵先生(小磯良平画)

「宇野理論を現代にどう活かすか」Newsletterは、「宇野弘蔵没後30年研究集会」を契機として生まれました。Newsletter第1期は2007年12月の第1号から2010年4月までに12号出され、その成果の一部は研究集会の世話人(櫻井毅、山口重克、柴垣和夫、伊藤誠)によって『[amazon 978-4784508983 inline]』社会評論社(2010年7月刊)にまとめられました。2010年4月19日と6月10日に、世話人と事務局によってこの研究集会のホームページ、メーリングリスト、Newsletterをこの先どうするかが話し合われました。その結果、Newsletterの編集委員会を新たに設け、Newsletterを継続して発行する、またNewsletterは、本文だけではなく、投稿論文の閲覧もオープンにすることが決められました。

第27号

「宇野理論を現代にどう活かすか」Newsletter2