宇野理論を現代にどう活かすか」Newsletter(第2期第22号-通巻第34号-)
「宇野理論を現代にどう活かすか」Newsletter(2 ―22)
発行:2017年10月16日
「宇野理論を現代にどう活かすか」Newsletter(第2期第22号-通巻第34号-)をお届けします。今回のNewsletterは、2本の投稿論文を掲載しています。
第1論文は柴崎慎也氏の「利子論から市場機構論への転回」です。山口重克氏の原理論研究の流れを、利子論から市場機構論への展開という形で極めて詳細にサーベイし、かつ競争論的アプローチや行動論的アプローチ、分化発生論などの複数の方法論的観点の間の関係について整理を行った力作です。
第2論文は関根友彦氏の「資本主義の「発展段階」とは何か(段階論の方法)」です。宇野弘蔵の『経済政策論-改訂版』、弘文堂、昭和46年2月の英訳版、Kôzô Uno, The Types of Economic Policies under Capitalism, Translated by Thomas Sekine, 2016, Brillの出版に合わせて、宇野の段階論の特徴を関根理論の観点から整理したものです。
第2期第21号で第22号では、「国際価値論」を特集する予定とお知らせしましたが、国際価値論の投稿が間に合わなかったため、「国際価値論特集」は第23号に回します。投稿の締め切りを11月末まで延長します。
Newsletterへの投稿はワーキングペーパーの役割を果たします。ワーキングペーパーの著作権は著者に属しますので、幅広い読者の感想や意見を検討することによって、論文をさらに磨きあげ、学会誌や大学の機関誌で発表することが可能です。既発表論文の転載も受け付けますので、より多くの読者を得るために、「抜き刷り」の郵送の代わりにもお使いください。
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「宇野理論を現代にどう活かすか」Newsletter
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