第8号

「宇野理論を現代にどう活かすか」Newsletter(2-8)

発行:2012年9月1日

「宇野理論を現代にどう活かすか」Newsletter(第2期第8号-通巻第20号-)をお届けします。

 今回の Newsletter は3部から構成されています。第Ⅰ部は、《宇野理論とヘテロドクス経済学》と題する特集です。栗田康之著「カレツキの資本主義経済論-マルクスおよび宇野理論との関連で-」、西部忠著「進化経済学と宇野経済学の統合へ:複製子(ルール)・ベースの制度・進化論的アプローチの可能性」、杉本伸著「技術革新と社会的技術選択過程-ネオ・シュムペタリアンの論議から得られる示唆-」の3本の論文から構成されています。通常、論争はパラダイム(研究枠組み)の共有が前提であり、社会科学に余り他流試合は見られません。しかし、ここに掲げた論文はいずれも宇野理論あるいはマルクス経済学の外側から、こちら側の問題を見る眼差しを持っています。各論者が宇野あるいはマルクスに元々深く関わっていた(いる)という極めて恵まれた経歴を持つが故に成立しえた他流試合です。このような機会は余りありませんので、できるだけ広く読んで頂きたい。第Ⅱ部は、《馬場宏二追悼研究集会から》で、戸塚茂雄著『過剰富裕化論の学説史的考察-形成・展開・意義-』を掲載します。同研究集会の他の報告論文も次号以降順次掲載の予定です。第Ⅲ部は、《投稿ワーキングペーパー》で、河西勝著「カール・ポラニ―と宇野弘蔵 ―方法をめぐる対話― 」を掲載します。

 

編集担当 植村高久

 

 

 宇野Newsletter第2期が始まっていらい2年余りが過ぎました。今年度の活動報告と会計報告をお送りします。

 

事務局 横川信治

 

 

このNewsletterは皆様の寄付によって維持されています。一人年間500円程度を目処にご寄付をいただければ幸いです。詳しくは、ご寄付のお願い をご覧ください。

 

 

 

【添付ファイル

 

 

 

【特集論文】《宇野理論とヘテロドクス経済学》

 

  1. pdficon 植村高久 :特集解題(PDF形式:285KB)
  2. pdficon 栗田康之 :カレツキの資本主義経済論―マルクスおよび宇野理論との関連で―(PDF形式:563KB)
  3. pdficon 西部忠 : 進化経済学と宇野経済学の統合へ―複製子(ルール)・ベースの制度・進化論的アプローチの可能性―(PDF形式:782KB)
  4. pdficon 杉本伸 : 技術革新と社会的技術選択過程-ネオ・シュムペタリアンの論議から得られる示唆-(PDF形式:522KB)
  5. pdficon 戸塚茂雄 : 過剰富裕化論の学説史的考察-形成・展開・意義-(PDF形式:698KB)
  6. pdficon 河西勝 :カール・ポラニ―と宇野弘蔵 ―方法をめぐる対話― (PDF形式:901KB)
  7. pdficon 横川信治 : 2011年度宇野理論Newsletter活動報告・会計報告(PDF形式:241KB)
    • 一括ダウンロード(PDF形式:1749KB)

 

編集委員:横川信治、植村高久、新田滋、清水真志 顧問委員:櫻井毅、山口重克、柴垣和夫、伊藤誠 事務局:〒176-8534東京都練馬区豊玉上1-26-1 武蔵大学経済学部 横川信治 電話:03-5984-3764 Fax:03-3991-1198 Webマスター:小野成志、白井義隆、杉本伸 E-mail:contact[at]unotheory[dot]org ホームページ http://www.unotheory.org